祖谷地方の「でこまわし」

家庭菜園の恵みを活かして作る

こんにちは、家庭菜園を愛する皆さん!

今日は、皆さんが育てたじゃがいもとこんにゃくを使って、徳島県祖谷(いや)地方に伝わる伝統的な郷土料理「でこまわし」をご紹介します。

この料理は、祖谷の美しい自然とともに育まれた素朴で滋味深い味わいが特徴です。

でこまわしとは?

でこまわしは、主にじゃがいも、こんにゃく、豆腐を串に刺し、特製の味噌だれを塗って炭火で焼く料理です。

祖谷地方では昔から親しまれており、特に祭りや特別な日に食されることが多いです。

「でこまわし」という名前は、串を回しながら焼く様子が「でこ」(小さい子供)をあやすように見えることから来ています。

材料(4人分)

  • じゃがいも 4個(中サイズ)
  • こんにゃく 1枚(約300g)
  • 木綿豆腐 1丁(約300g)
  • 竹串 12本

味噌だれ

  • 味噌 大さじ4
  • みりん 大さじ2
  • 砂糖 大さじ1
  • 醤油 大さじ1
  • だし 大さじ2

作り方

材料の準備

まず、じゃがいもを皮付きのまま茹でます。茹で上がったら一口大に切ります。

こんにゃくは一口大に切り、熱湯でさっと茹でて臭みを取ります。豆腐は水切りをしてから一口大に切ります。

串に刺す

じゃがいも、こんにゃく、豆腐を交互に竹串に刺します。串に刺すことで見た目が華やかになり、食べやすくなります。

味噌だれの準備

ボウルに味噌、みりん、砂糖、醤油、だしを入れてよく混ぜ合わせ、特製の味噌だれを作ります。

炭火で焼く

串に刺した材料に味噌だれを塗り、炭火で焼きます。炭火がなければオーブントースターやグリルでも代用できます。

焼いている間に、たれを何度か塗り重ねて、香ばしい香りが立つまで焼きます。

完成

表面にこんがりと焼き色がつき、中まで火が通ったら、でこまわしの完成です。熱々をそのまま召し上がれ!

家庭菜園の素材でさらに美味しく

家庭菜園で採れた新鮮なじゃがいもや、手作りのこんにゃくを使うと、でこまわしの味わいが一層引き立ちます。

自家製の材料だからこそ感じられる風味を楽しんでください。また、味噌だれに自家製の味噌を使うと、さらに特別な一品になりますよ。

おわりに

「でこまわし」は、家庭菜園の成果を存分に活かせる郷土料理です。

シンプルな材料と手間ひまかけた調理法が、一つ一つの素材の良さを引き出します。

ぜひ、皆さんの家庭菜園からの新鮮な恵みを使って、祖谷地方の伝統の味をお楽しみください。

家族や友人と一緒に作って、食卓を囲む楽しさも味わってみてくださいね。