木頭ゆずで作るゆべし

徳島県那賀町の家庭菜園から

こんにちは、家庭菜園を愛する皆さん!

今日は、特産の木頭ゆずを使って作る、徳島県那賀町に伝承される保存食「ゆべし」についてお話しします。

那賀町の豊かな自然と、そこから生まれる特産品は、家庭菜園を楽しむ私たちにとっても大きなインスピレーション源となります。

木頭ゆずとは?

木頭ゆず(きとうゆず)は、徳島県那賀町の木頭地域で栽培される特別な柚子の品種です。

その香り高い果実と濃厚な風味は、日本中で高く評価されています。

家庭菜園で育てた新鮮な木頭ゆずを使えば、特別な保存食「ゆべし」を作ることができます。

ゆべしとは?

ゆべし」は、ゆずの皮や果肉、そして味噌を使って作られる日本の伝統的な保存食です。

地方によってさまざまなバリエーションがありますが、ここでは那賀町の伝統的な作り方を紹介します。

ゆべしの作り方

材料

  • 木頭ゆず 3個
  • 味噌 200g
  • 砂糖 100g
  • 醤油 大さじ2
  • みりん 大さじ1
  • 酒 大さじ1

ゆべし作りの手順

ゆずの準備

  • 木頭ゆずをよく洗い、上下を切り落として中身を取り出します。皮の部分を使うので、傷つけないように気を付けてください。

ゆずの皮の処理

  • 取り出した果肉は細かく刻んでおきます。
  • ゆずの皮は沸騰したお湯にさっとくぐらせ、苦みを取ります。その後、冷水にさらしてから水気を切ります。

調味料の準備

  • ボウルに味噌、砂糖、醤油、みりん、酒を入れてよく混ぜます。ここに刻んだゆずの果肉も加えてさらに混ぜます。

ゆずの皮に詰める

  • 準備した調味料をゆずの皮に詰めます。詰めすぎないように注意しながら、均等に詰めてください。

蒸す

  • 詰めたゆずを蒸し器に並べ、中火で約30分蒸します。蒸し上がったらそのまま冷ましてください。

保存

  • 完全に冷めたら、密閉容器に入れて冷蔵庫で保存します。保存期間は冷蔵で約1ヶ月です。

ゆべしの楽しみ方

ゆべしは、ご飯のお供やお酒のつまみとして楽しむことができます。また、刻んで料理のアクセントとして使うのもおすすめです。

そのまま食べても美味しいですが、料理の中に取り入れることで、木頭ゆずの風味が一層引き立ちます。

終わりに

家庭菜園で育てた木頭ゆずを使って、徳島県那賀町の伝統的な保存食「ゆべし」を作ることで、日常の食卓に特別な一品を加えることができます。

自然の恵みを大切にしながら、伝統の味を楽しんでみてはいかがでしょうか?家庭菜園の楽しさが、さらに広がること間違いなしです!

それでは、皆さんの菜園生活が豊かで実り多いものとなりますように。また次回、お会いしましょう!