高知の「イタドリの油炒め」

高知県の郷土料理を楽しむ

家庭菜園をしていると、季節ごとに収穫する楽しみがありますね。

春になると、新芽や山菜が顔を出し、その中でも「イタドリ」は特に魅力的な食材です。

高知県の郷土料理「イタドリの油炒め」は、そんなイタドリを使ったシンプルでおいしい一品です。

今回は、塩漬けして保存したイタドリを使って作る「イタドリの油炒め」のレシピをご紹介します。

イタドリとは?

イタドリは、タデ科の多年生植物で、日本全国に自生しています。春に若芽を採取し、その酸味と歯ごたえを楽しむことができます。

イタドリはカルシウムやビタミンCを多く含み、健康にも良いとされています。

イタドリの塩漬けの作り方

収穫したイタドリは、そのままでは短期間で傷んでしまいますが、塩漬けにして保存することで長く楽しむことができます。

まずは塩漬けの方法をご紹介します。

材料

  • イタドリの茎

作り方

  1. イタドリの茎をよく洗い、適当な長さに切ります。
  2. 切ったイタドリを大きめのボウルに入れ、塩をまぶします。イタドリ1kgに対して塩100gが目安です。
  3. 塩をまぶしたイタドリを重しをして、一晩置きます。
  4. 翌日、出てきた水を捨ててから、保存容器に移し替えます。この状態で冷蔵庫に入れておけば、数ヶ月は保存可能です。

イタドリの油炒めのレシピ

塩漬けしたイタドリが準備できたら、いよいよ「イタドリの油炒め」を作ります。

シンプルな調理法ですが、イタドリの風味をしっかり味わえる一品です。

材料

  • 塩漬けイタドリ 200g
  • ごま油 大さじ1
  • 醤油 大さじ1
  • 砂糖 小さじ1
  • 鰹節 適量

作り方

  1. 塩漬けしたイタドリを水に浸して塩抜きをします。30分程度で十分です。塩抜き後、水気をしっかりと切ります。
  2. フライパンにごま油を熱し、イタドリを加えて中火で炒めます。
  3. イタドリに火が通ったら、醤油と砂糖を加え、全体に味がなじむように炒めます。
  4. 最後に鰹節を加えてさっと混ぜたら、完成です。

美味しく食べるコツ

「イタドリの油炒め」は、イタドリの持つ酸味とごま油の香ばしさ、鰹節の旨味が絶妙にマッチした一品です。

冷めても美味しいので、お弁当のおかずにも最適です。また、炒める際に鷹の爪を加えると、ピリ辛でアクセントのある味わいになります。

おわりに

家庭菜園で育てたイタドリを使って、ぜひ「イタドリの油炒め」を作ってみてください。

自然の恵みを活かした郷土料理は、シンプルながらも深い味わいがあります。春の味覚を存分に楽しんでみてくださいね。