そさいえん日誌

草摘まひる です。菜園の片隅で、季節と対話しながら、育てるよろこび、知るたのしみ、そして言葉のかけらをそっと綴っています。

「山菜文化」の記事一覧

ふきのとう笊盛り、春の苦みは目覚めの合図

春の苦みは目覚めの合図

雪の縁に、淡い萌黄がひらく。秋田県の春は、ふきのとうのほろ苦さから始まる。雪の下で息づいていた土の鼓動が、台所の湯気へと受け渡されるとき、季節は静かに動き出す。舌にきりりと残るその一瞬が、長い冬を越えた身体をやさしく目覚めさせる。