野菜の時間旅行|育てる楽しみ、知る楽しみ

家庭菜園の実践的なノウハウに加え、野菜や花の歴史や文化を探求します。美味しい野菜を育てながら、その背景にある物語を楽しんで学べるブログです。

「缶詰の物語」の記事一覧

ひと粒に秋の記憶と優しさを、缶を開ければ小さな秋が広がる

ブドウ編|一粒に宿る秋の記憶と優しさを

夏の名残を抱きながら、秋の入り口で実るブドウ。その果実はやがて湯むきされ、やさしいシロップに包まれて、缶の中で静かに眠ることとなります。そんな「ブドウ缶詰」に宿る季節の記憶と、丁寧な手仕事に焦点を当て、品種や加工の工夫、レトロな食卓での活躍までをたどります。懐かしのフルーツポンチも、あの頃の甘さも、きっとこの中に。
甘酸っぱさを封じて時を超える果実、ひと粒の赤記憶の味

サクランボ編|赤い雫の記憶を、甘く閉じ込めて

初夏の僅な時期にだけ現れる、赤く愛らしい宝石─さくらんぼ。その甘酸っぱさと美しさは、缶詰という形で記憶とともに封じ込められる。昭和のプリン、レトロなクリームソーダ、ケーキの頂に光る一粒は、時代の風景や懐かしい思い出も運んでくれる。さくらんぼの栽培から缶詰加工、食卓までをたどり、缶詰に息づく季節と文化の物語を届けます。