たねから世界へは、一粒の種に込められた物語をたどる旅。野菜や果物が、どんな風に私達の畑や食卓に根づいたのか?栽培の歴史や文化交流の足跡を、やさしくひもときます。

トマト物語|アンデスの果実が地中海を赤く染める
南米アンデスに自生していた小さな果実トマトは、やがてヨーロッパへ渡り、毒と誤解されながらも料理の主役に成長していきました。イタリアで花開いたトマト文化は、アメリカを経て日本の食卓にも根づき、多彩な色と形で親しまれています。この記事では栽培の起源から現代に至るまでのトマトの歴史と文化を、親しみやすく知的に紐ときます。